世代交代について思うこと
私は関ジャニ∞のファンだ。
約1年間のお茶の間ファンを経て、初めて観に行ったライブが2010年の8uppersだったから、ファン歴はやっと8、9年目といったところだろうか。
9年間浮気せず関ジャニ∞一筋であれたかと言われると全くそうではなく、プレゾン、ドリグレに少年たちなどの舞台、サマステ、クリエ、ガムシャラなどなどコンサートにお金も時間も投資しつくしたり、ジャニーズWESTやV6、中山優馬くんetc.のコンサートに通いつめたりしていたので、ジャニーズファンが言うところの掛け持ち?DD?状態のダメダメなファンにあたるのだと思う。(実際身内からも後ろ指をさされたりもしたし、かつての私ならこのくそDDと罵っていたとかも)
そんな浮気性の私でも、近頃何だか例えようのないモヤモヤが胸の中にずっと留まっていてどうしようもないのでこのブログに吐き出している。
記事のタイトル通りジャニーズの「世代交代」に対して。感じていることを率直に、筆の赴くままにつらつらと書き記す。
だからここにあるのはしがないイチファンの矛盾だらけの本音と愚痴と願望です。
ここでいう「世代交代」とは、在りし日のKAT-TUNの台頭だとか花より男子ブームに乗じた国民的アイドル嵐の誕生だとかいったことではない。
先輩から後輩への番組枠やレギュラー譲渡のことだ。(バーターのことでもない)
例えば、関ジャニ∞でいえば
◎関ジャニの男前をめざせ! 村上→…→ ジャニーズWESTの男前をめざせ!
◎モモコのOH!ソレ!み〜よ! 村上→重岡
◎木曜レコメン 横山・村上・丸山→村上、ジャニーズWEST 中間・桐山→中間・桐山
◎ヒルナンデス 横山・村上→横山・中間・桐山
他のグループだと
だとか。(関ジャニ∞以外の例えが浮かばない…)
「世代交代」の名の下の番組枠やレギュラーの継承。
それはジャニーズがジャニーズとして生き残っていくためには仕方のないことで、関ジャニ∞も沢山の先輩方の力を借りて大きくなってきたのだから知名度も上がって来た現在、今度は関ジャニ∞が先輩として後輩が這い上がる手助けをするのは当たり前だ。
グループが大きくなるには「業界人や視聴者に顔見せが出来る、そもそも評価してもらうための場所」を手に入れなければ始まらない。
若手グループを世間に顔見せするためには、いち早く全国区のアイドルに仕上げるためには、先輩の影響力と知名度を利用するのが一番手っ取り早いだろうし、そうしたい事務所の方針も理解できる。
おそらく関ジャニ∞だってそうやって大きくなってきたはずだ。古くは少年倶楽部、鉄腕DASHにキンキの番組、あらゆる嵐の冠番組、ドラマに出演させてもらって来た。
仕分け∞だってその前身たる関パニだって、堂本剛先輩から受け継いだ時間枠でスタートした。最近の関ジャニ∞(主に村上くんの)の著しいバラエティと全国放送の番組への進出があるのは、成長と力試しの場を先輩方が譲ってくださったからだろう。
それは分かっている。
番組枠やレギュラーの継承の理由はなにも「後輩の成長」だけではないことも知っている。
それまでレギュラーを務めていた個々人がある程度の年齢になれば、求められるものや発揮できる力も変わってくるだろうし、10年以上もレギュラーを務めていれば、例えば「フレッシュさ」や「若者の視点」等を期待して抜擢した制作側の意図に添えなくなってもくるだろう。良くも悪くも、その成長によって制作側が「ジャニーズ」に期待するものに応えられなくなる場合もあるのかもしれない。
はたまた期待したほどのタレントパワーを持っていなかったからだとか視聴率を叩き出せなかったからとか。
そして先輩側のスケジュールの都合も(村上くんとか特に顕著な気がする)。それまでの仕事やレギュラーを抱えたままでは、新しい番組に挑戦できないからだ。
グループとしての、タレント本人の、先輩の、後輩の、制作側の、世間の、スポンサーの、そして事務所の。いろいろな思惑が合致してこそ「世代交代」は成り立っている。
そうした事情は、頭では分かっている。
でも、
それでも、心が追いついてくれない。
今では3時間放送が当たり前のレコメンだって『古本新之輔 ちゃぱらすかWOO!』('99)内の当時17歳の横山くん1人が抜擢された、たった15分のコーナーが始まりだった。
そこに度々遊びに来ていた(ノーギャラで!)村上くんが加わってやがて2人のコーナーとなり、その後1コーナーのMCではなく独立した『SUPER STAR QR』('02)という2時間番組のレギュラー、そして3時間番組『レコメン!』('03〜'18)のMCの座を手に入れたという19年の歴史がある。
レコメンはヨコヒナが、正真正銘何もない、自分の話術という武器のみでもぎ取った仕事だ。
だから寂しい。それが無くなるなんて想像したくない。
かといって、誰も悪くない。
BBV・7WEST体制のツアーにも、デビュー直前の、 バド濱なにきん時代のコンサートも観に行った。若かりし淳太くんの団扇やファイルは宝物だ。関西Jr.が好きだ。
「レギュラー奪われた最悪」だなんて露ほども思っていないし、後輩を恨む気持ちなどまっっったく湧かない。こっそり応援してきたお気に入りの後輩の露出が増えるのは単純に嬉しい。
それでも寂しい。
ジャニ勉のコーナーにヒルナンデス、今度はレコメン。しかもレコメンは共演すら解除。
ここまで一気に交代させるなんて、あんまりじゃないか。
世代交代にはこのタイミングがベストだったのだとしても。(芸能界のプロたちが考えて決めたのだからそうなんでしょうね)
ジャニーズのファンになら理解して貰えると思うが、生というか録音でないその時その瞬間の本人の声を聞けるラジオや情報番組はとても貴重だ。とりわけラジオにはそのメンバーの組み合わせでいる時にしかない空気感を感じられる良さがある。(レコメンしかりQR Zoneしかり、 もぎ関やネクジェネしかり)
MCともまた違う、他の出演者やメンバー、ファンといった他者が介在しない2人ないし3人だけの空気。
だからヨコヒナ厨でもマルヒナ厨でもないしその3人のうちの誰かの担当というわけでもないけれど、そうした会話を楽しめる場所がなくなってしまうのはどうしようもなく寂しい。
後任の旧B.A.D.の2人が気に入らないだとかつまらないなんて思っているわけじゃない。何度も繰り返し言うが、淳太くんも桐山くんも好きだ。むしろ2人には2人の、前任者とは違う良さがある。長年連れ添ったコンビ好きな部分があるのでバドの2人の空気も好きだ。
だけど、
嬉しいのに今すぐに手放しでは喜べない自分がいる。
この心情を表すには「割り切れない」って言葉が多分一番適している。
国分さんからケンティへの交代の時も、レコメンやヒルナンデスの時も、さも当然のように「枠譲れ」であったり「◯◯くんの方が適任」「あの子に譲っても無駄、つまらない」というような言葉を双方のファンが投げつけ合うのは悲しい。
いつかこんな感傷的な文章書いたなーと笑い飛ばせる自信があるけれど、なんとなく。
上手く割り切れない自分だからこそ思う。
ただの1ファンの私なんかが言うべき事ではないしそんな資格も無いけれど、後輩本人もそのファンも、その権勢に奢りかねない先輩自身も、そしてこの先の私自身も、
今出演しているまさにその番組は、立っているその場所は、先輩が苦労して掴み取ってきたものだということを覚えていて欲しい。
だって「明日は我が身」とは少し違うかもしれないが、きっとバドの2人が、重岡くんと健人くんが、彼らの後輩にバトンを渡す日がやってくるだろうから。
寂しいけど頑張ってね、後任期待してるね。
どことなく上から目線に映るかもしれないが、そういう気持ちでいようと思う。
最後まで全く纏まらなかったけど、
昨日新たなグループのデビューが発表されてよりいっそう世代交代が進みそうなので自分の気持ちを整理するために書いた。
キンプリがんばれ。岸くんがんばれ。
(ワクワク学校問題やらバックJr.問題やらまぁ色々とありますが)
枠の譲渡はほどほどに、先輩と後輩の絡み自体は大好物なのでバーター共演だと嬉しい。
バーターならもともとそのチャンスを掴んだ人が居なくなるわけじゃないので寂しくないし。先輩後輩の絡み可愛いし興味深いし。
関ジャニ∞もTOKIOにキンキに嵐に(時には山田涼介くんにも)おんぶに抱っこだったわけだし。
願わくば、
後輩はバーターも枠の譲り合いも要らなくなるほどに突き抜けて先輩を追い抜いて欲しい。
あわよくばSMAPや嵐を。はたまたTOKIOを。岡田くんや斗真くんを。村上くんや手越さんを。マサさんを。そして中居くんやイノッチを。
そして仕事を獲られないように自担グループにはよりいっそう活躍して欲しい。
Viva ジャニーズ!